- だいじ
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だいじ【台辞】せりふ。 台詞。IIだいじ【大事】※一※ (名)(1)物事の根本にかかわるような重要なこと。 一大事。⇔ 小事「国家の~」「お家の~」(2)大事業。 また, 大それたくわだて。
「~を決行する」「~を企てる」
(3)大変な事件。 深刻な出来事。「~を引き起こす」「~には至らなかった」
(4)〔仏〕 出家修行して悟りを開くこと。 一大事。「~を思ひ立たん人は, 去りがたく心にかからん事の本意を遂げずして, さながら捨つべきなり/徒然 59」
(5)技芸における真髄。 秘伝。「さて囃子(ハヤシ)の~には/仮名草子・竹斎」
(6)病気や傷が重いこと。 重態。「いと~にはあらねど/落窪 3」
(7)生死にかかわるような危険。「頼家公御~とならんとき/浄瑠璃・近江源氏」
(8)困難なこと。 手ごわいこと。「修行といふはいか程の~やらん, ためいてみん/平家 5」
(9)不都合。 さしさわり。「袴も着ずにこんな形(ナリ)で出るも…~あるまいか/歌舞伎・吾嬬鑑」
→ だいじない※二※ (形動)(1)大切なさま。 重要なさま。「命の次に~な指輪」「~な話」
(2)粗末に扱わないよう気をつけるさま。 価値を認めて注意深く扱うさま。 大切。「体を~にする」「部下を~にする」「お~に」
~にか・けるていねいに扱う。 大事にする。~の中に小事なし大事の場合には小事にかまっていられない。~の前の小事(1)大事を行う前は, ささいな事にはかまわない方がよい。(2)大事を行う前には, ささいな事にも慎重に対処しなければならない。~を取・る無理をしないで用心する。 慎重に行動する。III「~・って見合わせる」
だいじ【大字】(1)大きな字。 おおもじ。⇔ 小字(2)「一・二・三」などの代わりに用いる「壱・弐・参・肆・伍・陸・漆・捌・玖・拾・佰・阡」などの字。 金銭証書などに用いる。IVだいじ【大寺】規模の大きな寺。 おおでら。 大刹(タイサツ)。Vだいじ【大慈】〔仏〕 仏・菩薩が衆生(シユジヨウ)をいつくしみ, その苦しみ・悩みを救う大きな慈悲。VIだいじ【大治】年号(1126.1.22-1131.1.29)。 天治の後, 天承の前。 崇徳(ストク)天皇の代。VIIだいじ【大辞】⇒ 大概念VIIIだいじ【題字】書物・絵画などの表題として書かれた文字。 題辞の文字。IXだいじ【題辞】書物・絵画などの表題として書かれた言葉。 題詞。 題言。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.